運用サポートについて
自動構築された環境ノウハウを共有し、システムの安定運用をサポート
システムの構築管理を自動化するのは意外と簡単ですが、そのぶん自動化された構成を維持しながらの運用は気を使うものです。運用フェーズには自動化を妨げる要因が数多くあります、Chefでシステムを構築する際は初期からある程度それらを見据えた導入が可能です。Chef 運用サポートでは、Chef導入により自動構築された環境の維持管理に必要なノウハウを管理担当者で共有し、システムの安定運用をサポートします。
サポート内容
システム更新
アプリケーションやミドルウェアの更新はシステムの安定運用にかかせませんが、手動で実施するには高いリスクを伴います。
一方自動化を目的としてChefなどでコード化されたインフラでは、システムの構築状態をgitやsvnでのバージョン管理によって特定可能なため、システム更新による変化の前後をコントロールしやすくなっています。
それによりシステムの更新や巻戻しをしやすくするだけでなく、高い再現性を生かした事前検証を手軽に実施できるため、比較的安全なシステム更新を行うことができます。
システム拡張/縮小
過去、サーバの多くが物理リソースだった時代ではアプリケーション/システムのスケールが重要な課題でした。
クラウド(IaaS/PaaS)の台頭でサーバリソースの増減が飛躍的に容易となり、スケールの敷居は相当下がっています。
コード化されたインフラは再現性を持ちます、これは既存システムの拡張/縮小に大きな助けになります。
システム障害/復旧
物理サーバリソースと手作業によるインフラ構築という手法にとって、システムの障害は時に深刻な被害をもたらします。リソースが足ず可用性が低下しているが拡張の手配が煩雑なため手を打てないケースや、自然災害などによってシステム全体がまったく利用できないケースなど様々です。
しかしサーバがいくらでも調達でき、インフラ構築が自動化されていれば多くのケースで復旧を迅速に行うことができます。リソース不足はもちろんのこと、ディザスタリカバリが必要な最悪のケースでもシステム全体の再構築は短時間で完了します。
従来はサーバ毎に全体バックアップをしているシステムも多く、その分バックアップストレージが必要でしたが、インフラがコード化されていればバックアップ対象をシステム構築後に必要なユニークデータのみに限定できる利点があります。
保守内容について
OpsRock.in エンジニアによるサポート
レシピ開発サービスを元に運用されている環境に対し拡張/変更や異常が発生した際など、ヘルプデスクより電子メール、もしくは電話にてご対応(インシデントを消費します)。その他各種技術的なご質問に回答し、運用・保守をお手伝いいたします。
Chefレシピ保守内容 | BITTER | SWEET | SAMBA |
---|---|---|---|
問題解決サポート | あり | あり | あり |
インシデント数* | 5 | 10 | 15 |
チケット・インシデント管理 | あり | あり | あり |
専用のサポートWeb | あり | あり | あり |
最大初期応答時間 | 3営業日 | 1営業日 | 12時間 |
メールサポート窓口 | 営業日(10~19時) | 営業日(10~19時) | 営業日(10~19時) |
電話サポート窓口 | – | 営業日(10~19時) | 営業日(10~19時) |
リモートアクセスサポート | あり | あり | あり |
年間費用(税抜) | 900,000円(1担当者) | 1,200,000円(1担当者) | 1,800,000円(1担当者) |
注意事項:
以下の費用が発生する場合には別途ご請求いたします。
- 交通費
- 宿泊費
- その他諸経費